「最近眠れないので、遮光カーテンにしようと思うんですけど・・」って相談に来られるお客様がけっこう多いんですけどね、これは間違いなんですよ。
遮光カーテンは、たとえば夜勤で昼間に寝ないといけないとか、ホームシアターが趣味だとか、女性の一人暮らしで室内の人影が外から見られるのがイヤだとか、そういう人のための物なんですね。寝室の窓の外がネオンサインや街路灯で、明るすぎるとかの場合意外は、むしろあまり厚くない生地のものをお奨めしてます。
というのは、快眠のためには、朝日の中で目覚めるというのが理想なんですね。寒い時期でなければ、レースのカーテンだけにしておくほうがいいくらいです。睡眠のホルモン、メラトニンがさっと消えて、目覚めのホルモン、セロトニンがしっかり活躍し始めます。このメリハリが夜の快眠に繋がるんですね。
インテリア全般に言えることですが、色の濃いもの、カラフルなもの、柄の大きいものなどは、「動」や「活気」のイメージがあります。たとえば大きな柄の壁紙の部屋で、なおかつ赤や青など原色でカラフルなカーテンが吊ってあると、なんだか落ち着かなくってゆっくり眠る雰囲気ではないですよね。反対に小花柄や濃淡の地模様の壁紙で、淡い優しい色合いのカーテンが吊ってあると、なんだか癒されますよね。ですから寝室はこんなインテリアに仕上たいですね。
それと、照明も大事です。上を向いて寝た時に、頭の真上にマメ球が点いているよりも、床から少し上がったくらいの高さの所にコンセントランプなどを使う方が、全体を照らさないので安眠できます。
最近はアロマテラピーを兼ねたきれいなデザインの物もたくさん出回っているので、好きな香りを選ぶとより良い眠りの環境になりますね。
明るさというとメールチェックするために明るいパソコンの前に寝る寸前までいるというのは感心しませんね。文章を考えるために頭を働かせてしまうという意味でも、メラトニンの分泌を妨げます。
できれば寝る前30分くらいは薄暗い状態の中で過ごしましょう。電気スタンドだけの光の中で、「月光浴」や「美しい夜景」の写真集などをゆっくり楽しんでみてはどうでしょう。
季節によって寝室のインテリアを工夫するのも安眠にはとてもいい方法です。大それた模様替えはなかなか大変ですが、夏はカーテンの所に、大きめのガラスのビーズの長―いネックレスの様な物を数本吊るしたり、アクセントラグを思いっきり涼しげな色や材質の物にするとか、額の絵を海や避暑地の絵にしたり、大きめの観葉植物も部屋の雰囲気がガラッと変わるのでお奨めです。パジャマも涼感のある生地がいいですね。
反対に冬はアクセントラグをもこもこの毛足の長い物にすると、見た目も温かいし、足ざわりも柔らかくほっとしますね。パジャマは暖色にするといいでしょう。ちなみにピンクは女性ホルモンの分泌を促しますので、女性には特にお奨めします。10才くらい若返るかも・・・。
たっぷり睡眠をとって、さわやかに目覚めた時のしあわせ感は何物にも替えがたいですね。そのためにもインテリアも少しの工夫をしてみてください。皆様がしあわせな毎日を過ごされますように。
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快眠ナビゲーター・インテリア/カラーアドバイザー
磯田百合子
インテリアオフィス 「アトリエ・フラン」を主宰。
壁紙のメーカーの企画室へインテリアコーディネーターとして入社。数多くのマンション、大手ハウスメーカーの戸建住宅のコーディネートプランを作成。また、老人ホーム、病院の緩和ケア病棟、デイサービスなど、色彩心理学を必要とする福祉施設のコーディネートも手掛ける。
その後、インテリアショップ部門、リフォーム部門の営業員として多数の現場を経験する。2005年、フリーランスとなり、「アトリエ・フラン」を立ち上げる。同年6月、スミノエ大阪ショールームコンテスト3位入賞。
「快眠インテリア」セミナー、「キレない子ども部屋」セミナー(商標登録出願中)
などセミナーの講師でも活躍中
「アトリエ・フラン」
http://www.atelier-franc.com/
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